20147月・8月豪雨災害レポート.45

 

<広島水害支援レポート>
しばらくレポートが途絶えていたことをお詫びします。この間も五月雨式に現場に入り続け、足湯ボランティア活動を継続し続けてきました。今回の久しぶりのレポートも、定着しつつある足湯活動の報告です。


126日は、安佐南区の広島土砂災害コミュニティサポートの拠点と安佐北区復興連携センター「すまいる」主催のすまいるカフェでの足湯を行いました。今回のすまいるカフェは、大林地区の中の大杉集落での開催でした。安佐北区は、地域のつがなりが強く合計で20名ほどの方が集まってきてくださっていました。そのうちの123名ほどが男性の参加者で、足湯も5名受けてくださいました。 

大杉集落には5060軒のお家があり、毎年新年の集まりにはかなりの方が集まるそうです。6日の午前中には盆栽作り教室があり、30名ほどが集まるなど地域の方々も日頃のおつきあいが大きいようです。

し かし、大杉集落は上大杉と下大杉の二つに分かれており、被災したお家は下大杉に多いようです。そのため、すまいるカフェには下大杉の方が多く来てくださる のですが、上大杉の方は遠慮してあまり来られないようです。今後は地域の中でそうした隔たりをなくしていけるような工夫が必要になるだろうと思います。 

カフェの中である男性の方とお話していたのですが、今は山の手入れがほとんどできていないということを嘆いておられました。
「昔は松もたくさんあって、松茸もたくさん採れた。でも、今は手入れができてないから松も弱ってきている。木が生え過ぎて日がささないから松茸も取れない。バイパスができてから、山への道もバイパスを横切らないといけないから山に入ること自体が大変だ。」

こうした地域の中で、どのように暮らし方を考えていくかを問い直すことが復興と地域づくりのためにも必要なのではないかと感じました。

 

被災者のつぶやき

◆「バイパスも完成したばかり(今年3月完成)だけど、崩れてきた。だいたい崩れるように作ってるんだから、壊れるのは当然。早く対策してもらわないと・・・」

◆「いろいろもらってばかりでありがたいけど、申し訳ない。なんにもお返しができないけど、ありがたいです。」

◆「被災して小学校に避難したけど、猫がいる人はこっちの集会所にきたそうなの。やっぱり猫は嫌がる人もいるしね。」

                                                       (頼政良太)

 

 

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(*なお、申し訳ありませんが、どの被災地に活用するかは当方にお任せ下されば助かります。どうしてもご指定があれば、「丹波」「福知山」「広島」などとご記入下さい。)