20147月・8月豪雨災害レポート.42

 

<丹波水害報告>
昨日3回目の炭焼に行って来ました。前回、炉を開けるのが少し早すぎて空気が入り、せっかく炭化したのに炭に火がついてしまったので、慌てて炉を閉じたのです。もしかしたら灰になっているかもという心配があったのですが、見事成功していました。



昨日焼いた材料は、竹やぶの中ですでに切り倒し、1年 以上放置した竹ばかりを焼いて見ました。この炉を開発した先生の話では、竹やぶから切ったばかりの青々とした竹より、こうした古く乾燥した竹のほうが炭に しても形が残りやすいとのこと。燃料としての竹炭として使うならば、切り倒して少し置いた竹を炭化させた方が良質の炭になることは大方の知るところです が、床下に敷き、脱臭・調湿に使うならばそこまでの質は要求しないだろうということで実験しています。さて、どうなっているかはまた次回の炭焼き時に判り ます。

ところで、この「移動式高速炭化炉」についてメールやフェースブックで発信していると、炭焼きがわかる人の中には、やはり関心をもたれる人がいて、問い合わせがあります。どうも魅力は、2時間で炭化する何でも炭になる炉を移動できる。というこの3つに整理されるようです。

昨日も、50年前からクヌギの木で茶道に使われる菊炭を作っておられる方が、見学に来られました。「これなら、炭化するのが早く、間伐した木材なども炭にできるので、山林整備の一環として若い人の仕事として活用できればいいのにねぇ~」とおっしゃっていました。

実は、この「移動式高速炭化炉」には、もう一つの効果(特徴)があることがわかりました。この炉は、一時間半ほどで800℃の高温になります。その熱エネルギーの出口にやかんをおいて置くと、すぐにお湯が沸きます。ということは、レトルトの食料を湯煎にかけて温めればおいしく食べられるということです。ご飯も同じようにして温めれば、温かいご飯が食べられるのです。



要は、この「移動型高速炭化炉」での炭焼きは、ハイキング気分で楽しく活動できるということです。
是非、みなさん一度試して見ませんか? 
(村井雅清)





 
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