20147月・8月豪雨災害レポート.40

 

先日のニュースで広島のボランティアさんから丹波へメッセージが届いたことを紹介しましたが、その方が、今度は丹波で広島へのメッセージを集め、広島に持 ち帰られました。先日の丹波市市島町前山小学校の運動会で集めたようです。その方は広島県安芸市の方で、広島の水害以来長くボランティアをされているTさ んです。こうして「お互い様」の文化が受け継がれるのだなぁと嬉しくなりました。                     
     (村井雅清)

 

(広島水害支援報告)
昨日に続いて、安佐北区復興連携センターすまいる(安佐北区社会福祉協議会)さんが開催した「すまいるカフェ」に参加させて頂いた報告です。

参加者の中には、自治会の役員の方などもいらっしゃいました。当時のことをいろいろ思い出して、涙ながらに語って下さいました。足湯のつぶやきでは、「あの時は、本当に雨と雷が凄くて、2階にいたら雷が落ちてきそうで恐くて1階にいたの。幸い家は大丈夫だったけれど、近所の新築のお家が3ヶ 月で流されてしまって、とっても気の毒でね。当日は道路が川になり、石や木が流れてきて道をふさいでいたり、近所の人を助けたくても助けられなかったの よ。毎日、毎日自治会で安否確認や土嚢袋などの資材を役場などに取りに行っても足らなくて、一生懸命していてもたくさん苦情も言われて・・・辛かった」 と。。。




午後からは緑井地区でピースボードさんの炊き出しとご一緒させて頂きました。ここでも足湯を受けた方は「夜は明け方に目が覚めて、いろいろ考えてたら眠れないのよ。家は一階の部分が流されて、何もなくなったのよ。息子のところは車が3台も流されてね。」とぽつりぽつり話してくれます。

無我夢中できたこの2ヶ 月、我に返ると何もかも流された住み慣れた土地で、突然襲った災害により奪われたものの大きさに気づき始めます。当時のことを思い出し、また悲しく辛くな ります。これからの生活に不安を抱きながら、一日一日、一歩一歩、歩み出しています。でもきっと一人では生きていけないから、誰かそばで見守ってくださ い。

当センターの事業のまけないぞうでこの20年近くいつも言ってきたマザーテレサの言葉「私たちは大きなことはできません。ただ小さな愛を持ってやることはできます。」いま私たちにできることを少しずつ・・・。                

                                          (増島智子)




 

(連絡先)被災地NGO恊働センター

652-0801 神戸市兵庫区中道通2110

TEL:078-574-0701FAX:078-574-0702

E-mail:info@ngo-kyodo.org(担当:頼政・村井)

 

郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター

  *お手数ですが、通信欄に「201478月豪雨水害」と明記下さい。

ゆうちょ銀行 支店番号:一一九(イチイチキユウ)店/店番:119/当座

0068556/受取人名:ヒサイチNGOキヨウドウセンター

(*なお、申し訳ありませんが、どの被災地に活用するかは当方にお任せ下されば助かります。どうしてもご指定があれば、「丹波」「福知山」「広島」などとご記入下さい。)