2014年7月・8月豪雨災害レポート.37

＜兵庫県丹波報告＞

すでに事前告知をしましたが、先日18日に丹波市市島町下竹田にある高野山真言宗「清薗寺」さんの敷地で、炉を設置し、初の炭焼きを行いました。

この炉は、大阪府に住む山田さんという元大阪府佐野工科高校の教員をされていた方が開発したものです。
2009年の兵庫県佐用町水害のときにご縁ができ、それ以来の再開ですが、今回丹波の復興支援としてこの炉をお借りしたものです。予告でも言いましたが、この炉は「高速炭化炉」というもので、内容量は300リットル（ドラム缶窯の１・5倍）。中に入れる竹や木材が十分乾燥していれば、わずか2時間弱で炭になります。冷やして窯をあけるまでには＋1時間半ほど必要です。それでも、点火してから3時間半～4時間で炭化するということですから、大変効率のいいものです。

しかも、何でも炭になりますが、特に消臭・調湿に効果のある竹炭を作るには大変便利だということになります。しかも、竹は乾いている方がいいので、竹林に放置している黄色く変色しているものでよいから、竹林整備と一石二鳥です。余談ですが、都市の郊外にある竹林で“竹公害”になって困っているところには大変重宝されるだろうと思います。こうして炭にはできるのですが、水害被害に遭った家庭の床下に入れるのに、丹波農援隊に調整して頂いていて、まだ初炭入れは実現していません。（村井雅清）

＊次回は、10月26日(日)に二度目の炭焼きに行きます。もし、希望される方がありましたら、まだ１～2名の席は空いていますのでご連絡ください。

午前8時、被災地NGO恊働センター事務所出発です。必ず事前に電話を下さい。
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（＊なお、申し訳ありませんが、どの被災地に活用するかは当方にお任せ下されば助かります。どうしてもご指定があれば、「丹波」「福知山」「広島」などとご記入下さい。）