20147月・8月豪雨災害レポート.27

 

 

阪神・淡路大震災以来、共に歩んで来た当NGOの運営委員でもあり、阪神高齢者・障害者支援ネットワーク代表の黒田裕子さんが逝去されるという事態に直面し、西奔西走?していたため、広島報告が途絶えていました。申し訳ありません。22日の活動まで遡り、まとめて報告したいと思います。


<広島水害支援報告>(今日からこのように見出しを変更します。)

22-地元のグループ「広島大学OPERATIONつながり」さんとの連携が順調に進んでおり、今後一緒に足湯活動が実施できる見通し。同グループは東日本大震災後も支援活動を継続していて、足湯は東北大学から教わったとのこと。また私たちが20年前の阪神・淡路大震災から継続している被災者の生きがい・しごとづくりの「まけないぞう」にも、東日本大震災後協力をして下さっていたことが判明。被災地から被災地へのリレーが確実に生まれていることを痛感しました。

また、同グループは今後お茶会サロンなどソフト面での活動の必要性を意識しており、足湯以外にも「まちづくり」への参加など提案があるかも知れません。こうした地元の団体やグループからの提案や要望を可能な限り受け止めつつ、共に歩んでいきたいと考えています。

30には、高知県から大学生ボランティアが来広されるので、広島大学の学生とのコラボで足湯活動を展開したいと考えています。
夜には佐東公民館で足湯を行いました。継続して行っている事で避難して いる方にもだいぶ浸透してきたように思います。ただ、避難所は2030名ほどの人数に減ってきています。今日は小学生が数名足湯に来てくれましたが、 「引っ越しで友達がいなくなっちゃう」という声がありました。自宅の被害を見て笑うしかなかった。という子もいました。子どもたちも相当なストレスを抱えていることが伝わってきます。
 

24-夕方に炊き出し+足湯を予定していたのですが、台風接近のため大雨になりやむなく中止となりました。(屋外の予定だったため)避難所には雨のために避難してきた方が少し増えている様子でした。

26-午前中10時~15時 まで安佐南区の避難所・佐東公民館で東北から支援に来られたハピスコーヒーの岩鼻さんのコーヒーサービスをお手伝いしました。コーヒーはかなり好評で、多 くの方に飲んでいただくことが出来ました。そして避 難所には、午前中に人が多く来ていました。夜寝泊まりも家でされているけれども避難所に荷物を置いていたりする方もいるようです。引っ越しの準備などを始 めている方も中にはいらっしゃいました。「ボランティアセンターに頼んだけど引っ越しは土砂撤去ではないから駄目ですと断られたの。一人で引っ越しするの は大変で家と避難所を往復してさらに新しい家への往復。とても大変よ。」とおっしゃっている方もいました。

 午後からは安佐南区八木4丁目の八木が丘団地内にある公園でピースボートさんの炊き出しと一緒にコーヒーを出させていただきました。この八木が丘団地は約50年 前に開発された団地です。多くの方は山の麓よりも山の上の方が安く買えるということで住み始めたそうです。自治会長さんもお越しいただきましたが、かなり のお疲れの様子でした。八木が丘団地では、独自に八木が丘ボランティアとしてボランティアの募集をされていたそうです。この八木が丘ボランティアがとても 良かったとおっしゃっていました。これから地域内の子どもたちも減っていくかもしれないしどうやって地域を作っていくのかを真剣に考えなければいけないと おっしゃっていました。

(頼政 良太/Ryota Yorimasa


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