2014/7・8月豪雨災害レポートNo.19
<広島県安佐南・安佐北区>
昨日は広島共立病院という場所で足湯を行いました。共立病院は、梅林小学校に避難されていた方のうち40名ほどが移動されている避難所です。病院を新しく建て替えており、まだ取り壊されていない旧病院の個室が避難所として利用されていました。
今日はピースボート災害ボランティアセンターの炊き出し と共に真言宗の僧侶たち、日本ホリスケア協会のボランティアさんと一緒に足湯を行いました。
◆「なかなか新しい住居が見つからない(抽選に外れて)」
◆「家にまた住めるか不安だけどとりあえず片付けに戻っている」
──というつぶやきにあるように、今後の住まいへの不安が出てきています。
広島市では、これまでの住宅への仮入居で当たらなかった方向けに昨日、今日と追加の募集をしています。
**参考 http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1410314622296/index.html
これらの情報は避難所の受付に掲示されており、申し込みも避難所から出来るようになっておりました。住宅の仮入居募集はとりあえず9月30日が締め切りとなっています。
**参考:市営・県営住宅への家電9点セット提供(エディオン)
http://www.edion.co.jp/release/detail.php?id=593
また、「高血圧もあるし、弁当の味が濃くて口に合わない、炊き出しはありがたい」という声もありました。未だにコンビニ弁当が続き体調にも影響が出てきそうです。
し
かし、小学校等の避難所については火気厳禁のため調理が不可能であったり、ピースボートが回って炊き出しの交渉をしても断られたりしているようです。避難
所の担当者レベルで判断が変わってきてしまい、住民のための活動がうまく出来ないケースも見受けられます。(阪神・淡路大震災から20年が経過しても、まだ被災地はこんなことを繰り返していることに憤りを感じますね!)
ところで、安佐南区可部東地区の「新建団地」の今後の減災・防災の取組みがテレビでも取り上げられて注目されています。そんな影響か14日には「広島県災害復興支援士業連絡会」のメンバーと復興やまちづくりに関しての意見交換をされたようです。(15日中国新聞情報)
この「広島県災害復興支援士業連絡会」は福祉支援チームを作ってボラセンと連携しながら9月上旬から避難所等の巡回訪問および相談支援を開始しています。
それとは別に県によって臨床心理士や医師などによる「こども支援チーム」も発足していて、こちらも順次訪問等を開始しています。「こども支援チーム」にはチャイルドラインも参加しています。
(頼政良太、村井雅清)
(連絡先)被災地NGO恊働センター
〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2−1−10
TEL:078-574-0701/FAX:078-574-0702
E-mail:info@ngo-kyodo.org(担当:頼政・村井)
郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
*お手数ですが、通信欄に「2014、7月8月豪雨水害」と明記下さい。
ゆうちょ銀行 支店番号:一一九(イチイチキユウ)店/店番:119/当座
0068556/受取人名:ヒサイチNGOキヨウドウセンター
(*なお、申し訳ありませんが、どの被災地に活用するかは当方にお任せ下されば助かります。どうしてもご指定があれば、「丹波」「福知山」「広島」などとご記入下さい。)