2014/78月豪雨災害レポートNo.17

 

 

<広島県安佐南・安佐北区>

 

9/8は、足湯ボランティアで出会った80歳のおばあさんのお宅にお邪魔しました。

おばあちゃん宅は裏山が崩壊し、直撃は免れたものの庭や外壁が土砂によって汚れてしまっていました。隣の家は、土砂崩れが直撃しており裏の古い家が全壊していました。

足湯の時にたまたま高圧洗浄機でお掃除がしたいとおっしゃっていたので、私たちがCivic forceからお借りした高圧洗浄機を使いお掃
除にお伺いしました。







午前3時~4時ごろの土砂崩れであったのですが、当日は家にいたため全く土砂崩れに気づかなかったそうです。避難勧告なども出ていたことがわからなかった地域のようです。防災無線等も聞こえず、ものすごい雨の音と雷で避難する事も危険で出来なかったとおっしゃっていました。

「またこの家に住めますかね?」とぼそっとつぶやかれたのが印象に残っています。家はなんとか住める状態だけれども、裏山の防災対策が終わるまでは安心して住む事が出来ません。しかし、持ち家であるため簡単に引っ越すことも出来ない中で避難所生活が長期化しています。

こうした方々の住まい方、安心・安全をどうやって作っていくのか、地域作りが問われています。

 

9/9は真言宗の青年会の方々と共に三滝寺でのボランティアに参加いたしました。

三滝寺は山の麓にあるお寺で、今回の大雨により被害を受けて参道などが土砂で埋まってしまっていたようです。今回は、そういった土砂を寺の駐車場まで出すという作業を行いました。

安佐南区や安佐北区の被害がよく報道されていますが、被災地を歩いてみるともっと多くの場所で土砂崩れ等が発生し、目につかないところでも被害が起きているようです。

三滝寺も住所は西区になるため、災害で出た土砂や流木などの回収に何度も電話しているのになかなか回ってきてくれない、とこぼされていました。

今回の災害は被害は局所的な所が多いですが、被災したエリアはかなり広範囲にわたっています。被災した方々に支援の手がキチンと差し伸べられるような支援の取り組みが必要ではないかと感じました。

 

               (頼政 良太/Ryota Yorimasa

 

 

 

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(*なお、申し訳ありませんが、どの被災地に活用するかは当方にお任せ下され

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